【アウトドアテーブル】ガヤさん特製こだわりのキャンプローテーブル作り
皆さんこんにちは、たびゅうどのガヤさんです
いつも使っているテーブルが小さすぎる!
ローテーブルを愛用しているのですが、天板のサイズが40×40cm。
カッティングボードを置いただけでいっぱいになってしまいます。ちょっと、この現状をどうにかしたい!ということで、自分に合ったローテーブルを自作してみることにしました。
今回用意したもの
今回用意したのは以下の通りになります。
- SPF 1×2材 6F×3
- OSB合板 9mm
- 丸棒 20φ 900mm
- 蝶番 64mm
- ミニパッチン錠
- ボルト・ナットセット&ワッシャー、ビス等
6フィートのワンバイツー材を3本用意し、それぞれ図面のサイズでカットします。
ホームセンターでカットしてもらうと非常に楽です。天板には9mm のOSB合板を使用。オシャレで安くて便利です。
今回は400mm正方形を2つ用意します。丸棒材は362mmサイズで2つ分カット。
他にも 蝶番・ボルトナットなどを使用する予定です。
完成予想はこんな感じ。自分に合わせた高さで、折り畳みもできるローテーブルにしたいと思います。持ち運びもしやすいようになるべく軽くしたいと思います。
素材をサンディングする
まずは切り出した木材を念入りにやすり掛け。ささくれなどのない綺麗な木材にしていきます。
今回はミニサンダ―を使用して、カット部分を中心に毛羽などが残らないようにしっかりと磨きました。SPF材はやわらかいので削りすぎに注意!
続いて天板として使用するOSB合板もサンディングしていきます。
OSB合板は表面がデコボコで、穴の開いている場所もあったりするので、念入りに磨きましょう。今回は#60、#120、#180の順に番手を上げて表面を整えました。
磨き終わったOSB合板がこちら。色が白くなってすごく綺麗です。
フレーム部分の作成
SPF材を組んでフレーム部分を作っていきます。
この際に丸棒材をフレームに組み込み、シェラカップなどを下げることもできる持ち手にしたいと思います。
まずは手持ち部分に丸みを持たせたいので、ノコギリとサンダーで角が丸くなるように加工しました。
SPF材は割れやすいので、今回のように斜めにカットするなどの加工には向きません。ノコギリを使って加工する場合は注意して作業してください。
ホールソーで20φのサイズの穴をフレームの中央部分まで開け、ナイフで穴周辺をくりぬきました。
このくりぬきの作業、メチャメチャ危ないので気を付けて作業してください。同様の作業を、400mmの4本に行っていきます。
仮組みを行ったところ、失敗が発覚。
穴を開ける部分を想定よりも1cm内側にしてしまい、手持ち用の棒を取り付けても狭くて持てないようになってしまいました。寒さに気を取られて集中力を無くしていたのかもしれません…気をつけよう!
失敗した部分は仕方がないので、反対側を同様に加工して正しい位置に穴を開けなおしました。
取っ手部分は挟み込んで固定するので、フレームの枠を固定する前に片側だけでもビスで固定しておきましょう。
取っ手と反対側はビス2本で固定していきます。
下穴をしっかりと開けておく、インパクトを使用する際は締めすぎないなどの注意をしておかないと、木材が割れてしまう原因になるので注意してください。
天板をフレームに固定
フレーム部分の固定が完了したら、天板部分をフレームに固定していきます。ワンバイフォー材の中心をとらえるため、端から9mmくらいの位置をビス止めしていきます。
この際ももちろん下穴を開けたうえで作業するのですが、先ほど同様締めすぎには注意が必要です。
OSB合板は木材のチップを貼り合わせた素材の為、強く締めすぎると場所によっては割れにつながります。
これで天板(の片側部分)の完成です。これ一つで今までのテーブルと同様のサイズ。取っ手部分にはシェラカップなどを下げられるようにしたので、天板に置く必要も無くなりました。
使いやすいテーブルができそうな予感…。
同様に反対側分も作っておきます。
脚部分の作成
続いて350mmにカットしたSPF材で足を作ります。先端から17mmの位置に穴を開け、先端部分にアールを持たせることで天板との干渉を避ける予定です。
取っ手部分と同様にノコギリで角を落としたうえでサンダーで滑らかな丸みを持たせました。
購入してきたビスの太さを測ってみたところ6mmあったのですが、手持ちのドリルに6mmサイズがありません。仕方ないので5mmのドリルで穴を開けた後、少し揉んで穴を広げておきたいと思います。
縦フレームの端から10cmのところに穴を開け、先ほど作った脚をボルトで固定します。
足を広げた状態にすると角度が付くため、ちゃんと接地するように先端部分を斜めにカットしました。
出来上がった脚は、ワッシャーを両脇に挟んだ状態でボルトで固定しました。この際にナットを二重にすると外れなくなるので、グラグラしてナットが外れてしまう方は試してみてください。
天板を組み合わせる
ここまでに作ってきた天板二つを蝶番で連結します。これで折り畳み可能なローテーブルになるはずです。蝶番の固定には、セットになっていたビスを使いました。
固定を終えて、テーブルを折りたたんでみたところ、固定位置が少しずれていました。
完全に固定してしまう前に一度折りたたんで位置の確認などを行うといいと思います。
畳んだ状態のテーブルを固定できるようにラッチを取り付けてみました。畳んだ状態のズレが大きい場合、ラッチの取り付けはできなくなってしまうので先に解決しておきましょう。
片側の脚を同時に開くことができるようにするため、2本の脚を324mmにカットしたSPF材で固定します。これによって脚の強度も上がるはずです。
完成! と思ったんだけど…
出来上がったテーブルを広げてみると、天板の連結部分が弱いからかたわんでしまいました。蝶番2枚程度ではやはり強度的に問題がありそうです。
強度アップに挑戦
まず、脚の取り付けのために穴を揉んで広げてしまったため、足がぐらぐらしてしまっていました。
それを解決するためにボルトをもっと太い物に変更します。今回買ってきたのは8mmのボルト。2個入りで199円でした。
今度はしっかりと8mmのドリルを用意したので、ぴったりの穴を開けることができました。
今回のボルトはきつめに締めている状態でもワッシャー部分を残して一緒に回ってくれるため、ボルトが緩まる心配も無さそうです。
天板のつなぎ目部分は、広げた時にボルトと蝶ナットで固定することで強度を上げることにしました。天板の合わせ目部分に穴をあけ、ボルトを通して固定できるようになりました。
実は蝶番の数を増やす実験もしてみたのですが、強度としてはほとんど変わりませんでした。色々試したので、フレーム部分は穴だらけ…。
今回はボルトで先に固定しているので、蝶番の取り付けも非常に簡単に行うことができました。
これが強度アップ後のテーブル。以前は何も物を置いていなくてもたわんでいましたが、ボルト2本で天板を固定したことによって上から押しても大丈夫な程度の強度になりました。
当初はラッチで固定できるように作っていましたが、持ち手部分には色々ぶら下げるだろうということで、S字フックを流用する形で固定するように変えました。S字フックの片側の角度を広げるだけなので、加工もとても簡単でした。
仕上げのビンテージ風塗装
やっとここまで来ました。今回作ったテーブルは料理などをするので全体にニスを塗って仕上げていきたいと思います。
今回塗っていくのは木工用の水性ニス。オールナットカラーのものですね。こちらを使って、使いこんだ感じの仕上がりにしていきたいと思います。
水性ニスは良く振って、容器に出したものをハケで塗り込んでいきます。もしニスの伸びが悪い感じがしたら、水で若干薄めて塗りましょう。全体的に満遍なく塗り込んでいきます。
最後に旅人のシールを貼った上にニスを塗りなおしました。1時間ほど乾燥させたら完成です。
本当はやすり掛けをする予定だったのですが、少し擦ってみたがせっかくの艶感が無くなる感じがしたので、今回は塗りっぱなしで完成とすることにしました。
今度こそ完成
クオリティは決して高いとは言えないかもしれませんが、初めてのDIYにしては良く出来たのではないかと思います。
今回のテーブルには色々なこだわりを込めることができました。こだわったポイントは次の5つ。
- OSB材を天板に使って、旅人部屋の棚と同じデザインに
- キャンプ時の使い勝手を考えて、持ち手と物を引っ掛けられる部分を作った
- 持ち運びやすいように折り畳み式の大型テーブルに
- 長期間使えるように強度にもこだわった
- 軽い素材を使って持ち運びで疲れないようにした
実際にDIYしてみてまだまだたくさんの改良点と、反省点が見えてきました。
使っているネジの量も多すぎたかもしれないので、もっと減らしても良かったかもしれません。次は気を付けたいなと思ったポイントもたくさんあります。
ただ、まずはキャンプに持って行って、使い勝手なども検証していきたいと思います。
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