【危険】100均焚火用シートの恐怖!
皆さんこんにちは、たびゅうどのガヤさんです。
最近は100円ショップでもメスティン、シェラカップ、ポケットストーブなど、かなりキャンプ道具が売られていますよね。
それで今回気になった商品が1つあって、キャンドゥで売られていた「焚き火用シート」です。
焚火用シートとは?
焚火用シートとは、焚火台からこぼれ落ちる炭などで芝生や地面などへのダメージを最低限に済ませる事ができる耐火性のあるシートです。
直火禁止のテントサイトが多いので必須アイテムとも呼べる焚火台ですが……
焚火台の下には空気を送るための穴が開いているのですが、その穴よりも小さい薪(木の枝)の落下や風などでどうしても炭が落下してしまう事もよくあります。
焚火用シートが必要と感じた瞬間
前に行った、九十九里オートキャンプ場太陽と海のキャンプサイトが芝生ですごく綺麗だったんですよ。
その時はキャンプサイトで焚火をやっていたんですが、焚火の火で芝生を焦がしてしまうかもって考えてしまって、やっぱり焚火シートは必要だなって思ったんですよね 。
そんな時にフラッと行ったキャンドゥで焚火用シートを発見!100円だし試しに使ってみてもいいかなと思って買ってきちゃいました。
なので、今回は焚火用シートを敷いて安全に焚火ができるかどうかを試していきたいと思います。
キャンドゥ 焚火用シートを敷いて焚火をしてみる
いつもキャンプサイトで焚火をするように、焚火台・トング・革製の耐火グローブ・鉈など焚火をする上で必要な道具を用意してみました。
更に今回は地面を想定してベニヤ板を敷いて焦げてしまうのかどうかを確認していきます。
焚火用シートが意外と小さい! でも焚火台が乗っかることには乗っかるから…まぁいいか。
ちなみに、用意した焚火台が縦幅38.5cm×横幅26cm×高さ26㎝に対して、焚火用シートの大きさは縦幅30cm×横幅30㎝の正方形です。
さっそく火を付けて焚火をしていきます。
結構、火の粉がいろんなところに飛んでしまっています。焚火台の真下はシートで守れても、薪をくべる部分が焚火用シートより広いので火の粉の飛び散りは防げませんね。
また、焚火をする際は焚火用シートがあってもなくても近くにいると火の粉が飛んでくることがあるので気を付けた方がいいですね。僕は火の粉が飛んできてダウンジャケットが焦げて穴が開いてしまったので…。
あっ、 落っこちた!焼けた木材があまりにも小さい場合は拾いきれないこともあります。
急いで落ちた木材を移動させましたが、ベニヤ板には焦げ跡が残ってしまいました。
1時間後
熱っ!火が消えてあんまり時間も経っていないので焚火用シートはアッツアツでした。
(※火が消えてすぐは危険なのですぐに触らないようにしましょう)
焚火台を移動させて焚火用シートの表や裏を見てみます。
ベニヤ板に触っても熱くなく、焚火用シートには目立った焦げや傷はありませんでした。
しかし、ベニヤ板には火の粉が飛んで焦げた跡がいくつかありました。
この焚火用シートに関しては、焚火用シートの上に落ちた火の粉が下のベニヤ板に熱さが浸透して焦げている部分があるので、いくら耐火性のあるシートであっても上に直接落ちてしまうと意味がないのかもしれません。
しかし、僕は100円の焚火用シートしか使っていないので、1000~2000円ほどの焚火用シートと何か違う部分があるのかもしれません。
もしかしたら、焚火用シートはシートが厚ければ厚いほど耐火性にすぐれているのかもしれませんし、厚みによって値段が変わってくるのかもしれません。
焚火台を変えて再び検証
焚火台をさっきよりひと回り小さめの縦幅20cm×横幅15cm×高さ18cmの商品に変更して同じように焚火をしていきたいと思います。
ベニヤ板に関してはさっき焦げてしまったので別の位置を使っていきます。
焚火用シートに乗せてみると結構幅に余裕がある感じがします。
それでは、さっきと同じように焚火をしていきましょう。
1時間後
1時間焚火をして薪も燃え切ったので、ベニヤ板や焚火用シートに何か変化はあるのか確認していきます。
見た感じはベニヤ板にそんなに火の粉が飛んで焦げているような跡はないような感じがします。
ですが、さっきの焚火台とは違い薪をくべる部分を囲うようになっている作りなので、元々火の粉が飛びづらい作りなのも事実です。
焚火台を移動させて焚火用シートの表や裏を見てみます。
焚火用シートを触るとほんのり熱い。焚火用シートを取ってみても焦げた跡はありませんでした。ですが、少しだけベニヤ板の色が濃くなっているようなので、結果的にベニヤ板に熱は伝えちゃっているんだと思います。
検証した結果
焚火用シートより大きい焚火台と、焚火用シートより小さい焚火台でそれぞれ検証をしてみた結果…
焚火用シートより小さい焚火台で、薪をくべる場所に囲いがある焚火台と相性が良いということがわかりました。
キャンドゥ 焚火用シートのパッケージ
パッケージを見ていると下から、焚火用シート→ステンレスのお皿→木材の順番で直接焚火をしているような写真が載っていたんですよ。
それで、ここからは僕の予想なんですが…
「焚火をする時はこの写真を見本に」ということでこの写真をパッケージに載せていると思うんですが…
この写真通りに焚火して大丈夫なのかな?
試しにこの写真通りに準備をして焚火をしてみます。
パッケージ通りに準備して焚火をしてみた
写真通りに、焚火用シートの上にステンレスのお皿を置いて五徳を乗せて木材を置いて準備ができたので焚火をしていきます。
15分後
焚火を始めて15分しか経っていませんが焚火用シートから白い煙が出てきました。多分、下のベニヤ板が焦げちゃっているんだと思います。
ちょっとこのままだと危険なのでステンレスのお皿ごと動かしてベニヤ板から離してみます。
うわっ!すごく焦げている!ステンレスのお皿の形に焦げができちゃっています。
木材は燃え切ってはいませんが、火消し壺に入れて鎮火しておきます。
焚火用シートを移動してみるとベニヤ板が黒焦げ!
最初の方に検証していた変色が可愛いと思えるほどの焦げ具合です。
このまま放置するのは怖いので、水をかけてベニヤ板を冷やしておきます。それにしても酷いなこれ…。
まとめ
今回はキャンドゥで買ってきた焚火用シートについて色々と検証してみました。
まず、いつもキャンプで使っている焚火台を上に乗せて焚火をしてみました。
結果としては、焚火用シートが用意していた焚火台より小さく、燃えた木が横から落ちたり焚火台に空いている穴から落ちたりしてベニヤ板が焦げてしまいました。
なので、 焚火用シートより焚火台の薪をくべる部分が大きいと相性は良くないのかもしれません。
次に焚火台を変えて、さっきと同じように 焚火をしてみました。
この焚火台は1つ目の焚火台よりひと回り小さく、構造が違っていて、薪をくべる部分に囲いが付いていたり火の粉が飛び散らないように作られていたのでベニヤ板が焦げることはありませんでした。
しかし、焚火台と焚火用シートを退けてみるとベニヤ板が変色してしまっていました。
キャンドゥの焚火用シートを使うならこの焚火台の方が相性はいいのかもしれません。
最後に、パッケージに載せられている写真通りに準備をして焚火をしてみました。
結果は黒焦げでした。
このパッケージに載せている写真は良くないと思います。
僕は2つの焚火台で焚火をして熱の伝わり具合を知っていたので何となく予想はできたんですが、アウトドア初心者や焚火用シートを始めて使う人がパッケージの写真を見たら、この写真通りに使ってしまう人もいると思います。
しかも、この使い方をしてしまったがために最悪の場合は山火事になってしまう危険性もあるので絶対やめましょう。
焚火用シートを使う時もですが、キャンプをする際は細心の注意を払って楽しくアウトドアを楽しみましょう!
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