【ガソリンランタン】コールマンランタン買いたい人必見!
皆さんこんにちは、たびゅうどのガヤさんです。
今回はガソリンランタンについてお話ししたいと思います。
まずガソリンランタンとは、ホワイトガソリンやレギュラーガソリンを燃料にして点灯するランタンのことを言います。
現在のガソリンランタン市場は、ほぼコールマンの商品が独占しています。今回はこのガソリンランタンについてご紹介していきたいと思います。
ガソリンランタン市場を独占するコールマンとは
コールマンは、1901年にアメリカ・カンザス州ウィチタにて、ウィリアム・コフィン・コールマンが創業しました。1903年コールマン自家製ランプの製造を開始し、1914年に最初の屋外用全天候型ガソリンランタンを発売。
引用:https://ec.coleman.co.jp/
1976年、コールマンは日本に上陸しました。1993年に日本オリジナル商品の開発を開始し、ドームテントを日本市場へ初導入。以後スクリーンタープ・テント、サンシェードをはじめ大型ガスグリル、分割式LEDランタンを日本市場初導入し、バッグなどの製品も手がけていきます。
2021年、コールマンは創業120周年となり、120thアニバーサリーシーズンランタンなどの記念商品も販売されます。これは抽選販売となるということで、私も申し込みをしました。
気になる方は調べてみてください。
コールマンのランタンは基本的に昔から変わっていなくて、メンテナンスさえしっかりと行えばヴィンテージ物のランタンでも難なく使うことができます。
ランタンの底を見ると年式が書かれているので、生まれた年月と同じ製造年月のランタンをプレゼントする、バースデイランタンという風習もあったりします。自分の生まれた年や月のランタンを探して使うのも楽しいなと思います。
ガヤさんの持っているガソリンランタン
こちらはUnleaded 2という1944年11月に製造されたランタン。
マントル(光源)が二つ付いているので、非常に明るいランタンです。最大ルーメン数が861ルーメン、最大点灯時間は7時間となっています。
私が持っている物は『Unleaded』という名前ですが、現在は『Dual Fuel』という名前で販売されているようです。
このランタンの最大の特徴は、燃料にホワイトガソリンだけでなくレギュラーガソリンが使えるという事。
ガソリンスタンドの給油機のようなマークが書かれていますが、これがレギュラーガソリンを使用できる印です。
基本的にはホワイトガソリンを使用するものなのですが、災害時などにはレギュラーガソリンを用いても使用できるというものになっています。
続いてこちらは『Powerhouse290』というモデル。
先ほどのランタンより一回り大きいランタンです。1995年10月に製造されたモデルで、こちらもツーマントルの明るいランタンです。
明るさは190w相当で、燃焼時間は7~14時間。大きい分長く光らせることができます。構造は前途のランタンと同様になりますがレギュラーガソリンは使用できません。
ガソリンランタンの特徴
ガソリンランタンのメリット
- 着火性がよく寒冷地などでも安定した光量を得られる
- シンプルな構造なのでメンテナンスしやすい
- パーツが入手しやすく、簡単に修理ができる
- ホワイトガソリン(燃料)が手軽に手に入る
- 広範囲を明るく照らすことが出来る
ガソリンランタンのデメリット
- 点灯させるまでの準備が面倒
- マントルが壊れやすい
- テントの中では使えない
ガソリンランタンの使い方
燃料の投入
まずランタンに燃料を入れます。
燃料キャップを開けて燃料を流し込むのですが、コールマンが販売しているガソリンフィラーやフューエルファネルといった道具を使うと垂れにくく便利です。
燃料を入れるときのポイントとしては、注ぎ口が上になるようにして入れること。こうすることでこぼれにくくなります。
入れるときの勢いも、ドバドバというより少しずつ、ゆっくりと入れるようにしましょう。
フューエルファネルを使用する際の注意点ですが、燃料を入れていくと上図のように中に燃料が溜まって減らなくなるようになります。
こうなったら燃料を入れるのをやめて、慌てずフューエルファネルを少しだけゆっくりと抜きましょう。そうすると内部に溜まっていた燃料がランタン内に入っていきます。燃料投入終了の合図なので見逃さないようにしましょう。
燃料を入れ終わったらしっかりとキャップを閉めましょう。
続いてポンピングです。
燃料を入れた今、ランタン内には燃料が8割、空気が2割くらいの割合で入っています。燃料をマントル部分まで送るために燃料室内の圧力を高める必要があります。
そのために行うのがポンピングです。これは燃料を入れた時だけでなく、点灯中に明るさが安定しなくなってきた時にも同様に行います。
燃料室部分についている棒を引き出し、左に2回ひねります。
そして先端の小さな穴を指で塞ぎながら押したり引いたり、ポンピングを繰り返し行います。そうすると徐々に固くなってくるので、押し込めないくらい固くなったら終了です。回数としては、大体50~60回くらいです。
ポンピングが終わったら、棒を右に回してロックして終了です。
マントルの取り付け
この網のようなものがマントル。ランタンの中で光を放つ部分になります。
まず、ランタン上部のネジを外して、グローブ(ランタンのガラス部分)を取り外します。
マントル取り付け部分に2か所膨らみがあるのが分かるでしょうか。このふくらみの間の溝部分にマントルを取り付けていきます。
マントル上部の紐でマントルを固定していきます。
紐を結ぶ際には片結びはせず、紐の長さを活かして仮結びを場所を変えて2回行いましょう。余った紐は、ハサミなどで切り取っておきましょう。
マントルの取り付けが終わったら、空焼きを行います。
マントルの下部からチャッカマンなどで火をつけ、マントルが白く灰になるまでしっかりと燃やします。空焼き直後のマントルは非常に脆くなっています。触れて壊してしまわないように注意しましょう。
空焼きが終わったら、マントルに触れないようにグローブをかぶせてネジを閉めて、元の状態に戻します。これで使用前準備は完了です。
ガソリンランタンの点灯方法
ランタンを点灯させるには、まずチャッカマンを使ってランタン内に火を出して、火力調整レバーを開きガスを出します。そうすることでマントルに火がつきます。
最初は燃え方が不安定ですが、しばらくすると火が安定してきます。
着火出来たら、火の大きさを安定させるためにポンピングを行います。固くなるまでポンピングをしておくと良いでしょう。
火が安定したら、ダイヤルを回して明るさを調整して完了です。1度着火させるとマントルは灰になるので以後煙などは出なくなります。
これがランタンの点灯イメージ。オイルランタンのゆらゆら燃える光もいいんですが、ガソリンランタンの光も趣があっていいと思います。
ガソリンランタンの消灯方法
ランタンを消す際は、火力調節をするダイヤルをOFFにすることで段々と消えていきます。
マントル部分の火はすぐには消えずしばらく燃えていますが、しばらく待つと完全に消えてくれます。
ガソリンランタンのお手入れ
頻繁に行うメンテナンスはグローブの掃除とマントルの交換です。
グローブには点灯時などに煤が付くことがあります。柔らかい布で拭き掃除をしてあげましょう。
またマントルも非常部脆い部品になっているので、破れてしまった際などには取り付け時と同じ方法で交換してあげてください。
他にもポンピングがスカスカになって空気が送れなくなった際などにはポンピング部のメンテナンスを行います。ポンピング部分を取り外すと、先端にゴムの弁が付いています。
この部分に、専用の油を塗ってあげるとポンピングが再び行えるようになります。違和感を感じた際にはメンテナンスを行ってあげましょう。これでも復活しない場合はゴム部分の交換になります。
他にもランタン中央の金色の棒部分。
ここは燃料をマントルへと送るジェネレーターと呼ばれる部位なのですが、ここも長期間使用しているうちに煤などが詰まってしまい、気化能力が落ちたり、強く光らなくなってしまうことがあります。
そうなってしまった場合は交換してあげましょう。
ここまでにご紹介した部品はコールマンのオンラインショップなどで販売されているので、簡単に入手することができると思います。
■コールマン オンラインショップ
https://ec.coleman.co.jp/
ガソリンランタンの注意事項
コールマンによると、純正以外のホワイトガソリンや自動車の無鉛ガソリンにはランタンにとって不要な添加剤が入っていて、それがジェネレーターの目詰まりや異常燃焼の原因になるということ。
特に無鉛ガソリンは緊急用として使い、常時使用を避ける必要があります。
ガソリンランタンには燃焼効率が高く、洗浄性もあり器具の内側を長持ちさせる効果が期待できる純正ホワイトガソリン『エコクリーン』を使用するようにしましょう。
また、使用後は燃料タンク内の圧を抜いておくことが大切です。
長時間使用しない場合はホワイトガソリンも抜いておきましょう。燃料を入れたままにすると外気との温度差で水滴が出来てタンク内がサビる原因となるため、長く使わない場合は燃料を抜くことをお勧めします。
最後に、火を使うランタンなので、テント内では使わないようにしましょう。
まとめ
燃料や部品もコールマンが販売していますので、安心して選ぶことができます。
一点注意事項には書きませんでしたがランタンの持ち運び時には、購入時に付いてくるケースに入れて持ち運ぶことをお勧めします。
ガラス(グローブ)が割れてしまうことがあるので、気をつけて持ち運ぶようにしてください。
コールマンのガソリンランタン。しっかりとメンテナンスをすればずっと使える一生もののランタンです。
もしこの記事で興味を持てたなら、あなたに合ったランタンを一度探してみてはいかがでしょうか。
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