【やはり危険】高額焚火シートでべニア板が焦げるか検証してみた!
皆さんこんにちは、たびゅうどのガヤさんです。
以前キャンドゥの焚火シートについて、実際にキャンプに使えるのかとパッケージの写真通りに焚火をしたらどうなるのかの検証をしてみました。
検証の結果、シート自体が燃えることはありませんでしたが、断熱できないため熱を伝えてしまい、床材を焦がしてしまいました。
燃えやすい素材の上だったことを想定すると非常に危険ですよね。
では100均商品ではない、しっかりとした焚火シートで同じことをしたらどうなるのかというご質問をたくさんいただきました。今回はそれを実験してみたいと思います。
今回購入したのがこちらの「スパッタシート」。
スパッタシートとは作業現場で行われる溶接・溶断などの作業時に発生する火花やノロなどを受けるためのシートです。Amazonで1680円で購入しました。すでに2回ほど使用しましたが、焚火台から落ちる火を受け止めてくれるため非常に便利です。
ちなみに以前使用した100均の焚き火用シートがこちら。かなり真っ黒になってしまいました。
だから今回は新たに新品を購入してきてあります。
他にも薪を置く用に同じ金属のトレーを2つ用意しました。
これらを使って同時に直で焚火を行い、地面への熱の伝わり具合、焦げ具合、焦げるまでの時間などを検証していきたいと思います。
今回比較する2商品
キャンドゥ 焚き火用シート | Amazon スパッタシート | |
価格 | 100円 | 1680円 |
サイズ | 30cm×30cm | 80cm×60cm (四方にハトメあり) |
耐熱温度 | 260℃ | 550℃(瞬間使用温度 1500℃) |
素材 | ガラス繊維 | ガラス繊維+シリカコート |
今回検証する2つの商品。比較してみると結構違います。
そもそも100円という金額が凄いけど、当然その分色々と制限されていますね。ペラペラな100均シートに対して、スパッタシートの方は若干の厚みがあり、何より触り心地が非常に良い。
効果にも違いが出ることを期待したいと思います。
今回の検証方法
今回は公平に検証するため、別の焚火台で一度火を起こし、火のついた薪をそれぞれの焚火シートに置いた金属トレーに同時に置いていきます。
焚火シートの下にはベニヤ板を置いたので、時間経過でベニヤ板にどのような影響が出るのかを確認していきたいと思います。
検証!100均シートと2000円弱のシート、効果の違いとは
まずは薪にしっかりと火を点けました。
本来焚火シートというのはこういった焚火台の下に敷いて使うものだと思います。皆さんは今回の検証のような使い方はマネしないようにしてくださいね!
火が付いた薪を焚火シートに置いた金属トレーに同時に置いていきます。前回はこの検証でベニヤ板が燃えてしまいましたが、今回はどうなるのか。
5分経過、それぞれのシートの下の様子を確認してみました。
やはり焚火シートでは熱を防ぐことができないためか、どちらのシート下も焦げてしまいました。ただ、焦げ具合としては100均シートの方が酷い状態のように感じます。
薪を乗せてから約8分、100均シートの方に異変が起きました。
シート下からモクモクと上がり始めた煙、今回もベニヤ板が熱せられたことによって火がついてしまったようです。火事になる危険があるので、今回の検証はここで終わりにしたいと思います。
こちらが100均シートを置いていた部分。火が燻るような状態だったので今回も鎮火させました。
焚火台を使用しない場合は8分程度で火がついてしまうようです。
こちらがAmazonで買った1680円のスパッタシート部分。
100均ほどではありませんがベニヤは焦げてしまっています。やはり100均の物ではなくても、断熱シートではないので地面に熱が伝わってしまうようです。
シートはどれくらいの熱まで耐えられるのか
今回の焚き火用シート、いったいどれくらいの熱まで耐えられるのか気になったので、ガスバーナーで炙ってみたいと思います。(真似しないでください)
ちなみにガスバーナーの火力は1500℃~1800℃とも言われています。この高温をシートに当てた場合どうなるのか、実験してみたいと思います。
100均 焚き火用シート
まずは100均焚火用シート。シート右上の綺麗な部分にバーナーを近づけました。
バーナーを当てて10秒強、シートは白化したのち溶ける様に縮まってしまいました。
グローブで触ってみるとシートはボロボロに崩れてしまいます。
耐熱温度も260℃までなので、バーナーの高温に耐えられないのは当たり前です。やはり火の粉を一時的に防ぐところまでの商品だと思います。
Amazon スパッタシート
続いてAmazonで購入したスパッタシートにバーナーの火を当ててみました。
こちらのスパッタシートは縮むようなことはありませんでしたが、バーナーを当てた部分が白化。
しなやかさが失われてしまい、触ったところに穴が開いてしましました。やっぱりバーナーを直接当ててはいけないようです。
焚き火シートの正しい使い方
今回の検証でもはっきりわかったように、焚火とシートの間には隙間が必要です。
シートを敷いた真ん中に焚火台を置いて使用してください。可能であれば焚火台の下には、今回使ったような金属のトレーを一枚置くと尚良いと思います。
焚き火台には、底面に空気を通すための穴が開いています。
この穴や焚火台の端から火の粉や細かくなった薪が落ちてしまうことが良くあります。
そういったものが落ちてしまっても、焚火シートを敷いていることで短時間であれば地面へのダメージをを防ぐことができます。落ちてしまった薪は、拾い上げて焚火台の中に戻してあげましょう。
まとめ
今回はAmazonで買ったスパッタシートを使用して、直火での使用に耐えられるのかの検証をしてみました。
100均のシートではなくても、あの使い方では5分ほどで下のべニヤは焦げてしまっていたので、おそらく値段にかかわらず、断熱効果のない焚火シートでは同じ結果になると思います。
厚みによって焦げ具合は変わりますが、結果としては一緒でしょう。だからシートは正しい使い方で使ってくださいね。
今回検証してみて改めて思いましたが、焚火をするには焚火シートは必要なものだと思います。焚火をしていると、薪が落ちることは良くあることなので、芝生などを守るためにも今後も使用して聞きたいと思います。
また、今回の検証は皆さんのメッセージからできました。他にも気になることがありましたら、ぜひ動画コメントにメッセージを入れてもらえると嬉しいです。
みなさんのコメント!お待ちしております。
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