【焚火】いろんな火をおこしに挑戦してみた!
皆さんこんにちは、たびゅうどのガヤさんです。
今回は焚火に火をつける方法を色々試してみたいなと思っています。
基本的にはファイヤースターターを使う予定なのですが、ファイヤースターターを使用した火のつけ方も1種類だけではありません。
なので、今回はどんな方法が火を付けやすいのか、実際に試してみたいと思います。
用意したのはこちら
- 焚き火台
- ファイヤースターター
- マッチ
- ナイフ
- 細かく割った薪
- ほぐした麻紐…等
100均で買えるようなものがほとんど。早速検証してみたいと思います。
ファイヤースターターの使い方
こちらがファイヤースターター、メタルマッチとも言います。
まずはこちらの火の飛ばし方から始めていきたいと思います。
ちなみに偉そうに説明している私も、過去にほとんど使ったことがありません。ほぼ初心者なので、その辺は先に謝っておきます。
まず、ファイヤースターターは、ロッドと呼ばれる金属(マグネシウム等)製の棒と、ストライカーと呼ばれる火打ち石の役割をする金属製の道具がセットになったものです。
今回の物では丸い棒状になっている方がロッド、平べったい金具の方がストライカーです。
基本的な使い方はとっても簡単。
マグネシウム棒(ロッド)を少し斜めにしてストライカーで擦るだけです。勢いよく擦ることで前方に火花が飛びます。
擦るときにわざと途中で留めるとうまく火花が出たりします。
他にもストライカー側を固定しておき、ロッドを後ろに引く方法も有効です。
自分の使いやすい方法を見つけてみてください。
着火しやすくした薪材、フェザースティック
フェザースティックは、細かく割った薪の表面を削って毛羽立たせたもの。
薄く削られた部分が立ち上がり、火の粉を受けた際に火がつきやすくなっています。
フェザースティックづくりに使うのはモーラ・ナイフ。
ナイフを薪に押し当てて、ゆっくり表面を削っていきます。削った部分は削ぎ落とさずにどんどん残していきます。
この際に薪はテーブルに付けず、浮かせた状態で削った方が余計な力が入らないので上手くできます。
実践!色々な火の起こし方
フェザースティックと焚火台を準備しました。
実際に火を付けて、どんな方法が火を付けやすいのか検証してみたいと思います。
【LEVEL:1】麻紐を使う
これは麻の紐をほぐしたもの、ここに杉の枯れ葉を乗せて火を付けていきます。
麻紐をほぐしたものは非常に燃えやすく、火種として非常に有用です。また、杉の葉、松の葉、松ぼっくりは油分を多く含んでおり燃えやすいのでこちらもおススメです。
ファイヤースターターを使って麻紐に火の粉を飛ばすとこの通り、簡単に火を付けることができます。ただし火を付けやすい反面すぐに燃え尽きてしまうので、フェザースティックなどに早めに移して消えないようにする必要があります。
【LEVEL:2】フェザースティックに直で火を付ける
次は着火剤なしにファイヤースターターとフェザースティックだけで火を付けていきます。
上級者の方はこれくらい簡単だと思うのですが、僕は初めての挑戦です。緊張する~!
着火剤は使いませんが、一応火を付けやすくするためにフェザースティックを作ったときに出たおがくずみたいなカスをフェザースティックの上に撒いて…
次にファイヤースターターをゆっくりと削り、マグネシウムの粉をフェザースティックに振りかけます。
最後に気合を入れて着火! 僕の場合は4回目のチャレンジでやっと少し火がつきました。
火種ができたので、消えないように一生懸命息を吹きかけて空気を送り込みますが、やっぱりなかなか燃え広がりません。う~ん…つきそうでつかない…。難しいっす。
チャレンジすること9回、やっと毛羽部分に火がつきました。
この火を足掛かりに他の薪に火を付けていく感じです。
【LEVEL:3】森に落ちている枝に火を付ける
今度は森に落ちている杉の皮や葉っぱなどの燃えやすい木材に火を付けてみたいと思います。
自分で用意した薪などと異なり、森に落ちている枝などは水分を含んでいるため、難易度は格段に上がります。それでも針葉樹など種類を選ぶことで火の付きやすい物を集めることで火を付けられるはず。チャレンジしてみます。
まずは火を付けやすくするため、拾ってきた枝でフェザースティックを作ります。
枝が湿気を含んでいる+皮が付いていることもあり、フェザースティックにするのも先ほどよりも難しい。
薪のときのような大きな反り返りを作ることはせきませんでしたが、ある程度毛羽立った場所は作れました。これらを使って火を付けてみたいと思います。
ピンボケが激しいですが、今回も燃えやすそうなものを集めてみました。
今回新たに登場するのがこちらの藁。若干湿っているのが気がかりですが、素材自体は良く燃えそうなので、着火剤になってもらおうと思います。
先ほどの藁を丸めたものと杉の皮、細めの小枝を焚火台に集め、マグネシウム棒をゆっくり削って粉を振りかけます。
その後、ファイヤースターターで何度も火の粉を飛ばしますが、なかなか火がつきません。やはり水分を含んだ素材に火を付けるのはとても難しいみたいです。
着火に挑戦すること23回、草を丸めた部分に少し火が移ったように見えました。燃え広がる可能性があるので、火種を優しく持ち上げ、一生懸命口で空気を送り込みました。
やっと少し火がつきました。でもまだまだ消えやすい火種状態。
空気を送りながら燃えやすい葉を少しずつ上に乗せていきます。
起こした火を杉の葉に引火させ、何とか安定化に成功しました。落ちている素材に火を付けるのってこんなに難しいとは思いませんでした。でも火おこしは大成功です!
【LEVEL:0】マッチを束ねて火を付ける
もはやファイヤースターターではありませんが、マッチを使っての焚火にも実はコツがあります。
マッチ一本では薪に火が付くよりも先にマッチが燃え尽きてしまってうまく火を付けられません。そこでマッチを10本ほどマスキングテープを束ねることで、火力と持続力を持たせました。
後は普通にマッチに火を付けて、焚火台に投入するだけ。10本くらいをまとめて使うと、マッチ自体の火も長持ちするために簡単に火を付けることができます。初心者の方にはかなりオススメ。
【おまけ】ルーペを使って火を付ける
今回はスペシャルゲストをご用意しました。こちらの虫メガネさんです。
皆さんも小学校のときに実験したのではないでしょうか。太陽光をルーペで一点に集めることで火を付ける方法、これで焚火をできるのか実験してみます。
紙に墨で黒い汚れを付けて、中心部分にルーペで光を集めます。開始直後からすぐに煙が出てきました。かなり早く火がつくかも…。
1分とかからずに紙に火種ができたので、素早くほぐした麻紐を乗せて火を移してみました。
息を吹き込むとかなり早く火がつきました。
麻紐に火を移す作業がちょっと大変ですが、天気が良ければルーペだけで火を起こすこともできました。お子さんを連れてキャンプに行く場合、こんな方法で火おこしを楽しむのもいいかもしれませんね!
キャンプに火おこしは必須事項!
今回は色々な方法で火をつけてみました。
どんな方法でも共通しているのは、小さな火を起こしてからだんだんと大きくするということ。そして初めに火の付きやすい素材を用意するというのが非常に大切です。
おすすめは麻紐をほぐしたものですが、杉の葉など、自然の中の燃えやすい物に関しても覚えておくといいと思います。
火を起こす技術は焚火の際だけでなく、災害時などにも非常に有用な手段になると思います。
ファイヤースターターを使った火おこしだけでなく、いろいろな方法を学んでおくと役に立つ場面がきっとあると思います。
皆さんも気になった方法がありましたら、ぜひ一度挑戦してみてください!
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